あれよあれよで前回の記事から1年半が経ち、ジェルネイル歴は2年になりました。
前回の記事はこちら
今回は
・アラフォーのおじさんがジェルネイルをして約2年間暮らしてみた結果生活にどういう変化があったのか
・質問への回答
などを紹介します。
私のジェルネイル歴は2年です。
ネイルデビュー時は食品製造の会社に勤めていました。
普通にネイルは禁止されていましたが、一応は気遣って目立ちづらいデザインを乗せてたこともあってギリギリ黙認されていました。
週末はゴリゴリ派手にチェンジして、平日はまた地味に戻すというネイルチェンジライフを1年続けていました。普通の硬いベースではなく、オフするときに剥がしやすいピールオフベースというグミみたいなものを使っていました。
その後ネイルOKな会社に転職しました。
当たり前ですが規則上OKだからといって ネイルしてるおじさんへの奇異の目がないわけではありませんでしたね()
セルフorネイルサロンでやってもらってる?
基本セルフ施術オンリーです。
何度か知人のネイリストに施術してもらった以外は サロンにお願いしたことはありません。
街歩いてて視線気にならない?
慣れます。
自分の爪に色乗せ始めた頃は
全人類がわたしのネイル見てる…!!
くらいの自意識で暮らしてましたが実際はそんなことないですね。
「意識しすぎで挙動不審が目立つ」
みたいなことはあるかもです。
わたし個人の生活だと月に数回、出かけた先の店員さんとかがネイルの話題に触れてくれることがあります。大体は
「ネイルすごいきれいですね~」
「爪かわいいですね~」
って感じです。
もっと高い頻度で言われることなら
そうなのよ〜素敵なのよ!
とかキャピキャピ答える準備をしておきたいんですが。
実際は毎回ちょっとびっくりしちゃって
あっあっ!ありがとうございます、好きなんです
ぐらいの返事しかできてないですね。
職場は?
現在の職場は規則上ネイルOKですが、「派手でないもの」程度の縛りはあります。
とはいえ普通に派手っぽいネイルもやったのですが、個別の注意などは受けたことがありません。
前職の食品屋さんは規則上もオールNGだったので、率直にいってネイルは職場を選びますね。
転職活動中に受けた会社さんでも、
ダメって決まりはないけどちょっとやめてほしい
ってところもありました。
NGの理由はそれぞれで、これは仕方ないよねってものと正直よくわからんなってモノがあります。
ネイルの良いところは?
ネイルはファッションとしてのコスパがいい
地域相場とかデザインによって結構幅あるんですけど、月1回ネイルサロンに行くとして仮に5千円としましょう。(セルフならもっと安く済みますが)
爪先に色なりデザインが乗ることのファッション的インパクトを他のもので賄おうとすると、正直こんなに安く済まないと思います。
わたしも二十歳前後くらいの若かりし頃はお洋服代に毎月10万円とか突っ込んでた時代があるんですが、今やってるネイルほどの表現の幅は得られなかったと思います。
髪も服も月5千円程度の予算乗っけてもそんなに大きな変化ないでしょ?
同じ予算でも、爪だとかなり変わります。
テンションあがる
他の誰でもない、自分のテンションが上がります。
男性でも髪ぐらいは染めた経験のある方が多いと思いますが、髪あるいは服装よりも遥かに、ネイルはベクトルが自分に向く装飾です。
ネイルは他人が見るより自分の目に入る回数のほうがたぶん多いんですよね。
そこまで派手な内容じゃなくても一回やってみれば多分わかります。
今そんなん言う人も少なくなってると思うけど、 ネイルしてる女の子に対する
そういうのは男ウケしないよ
みたいなのが、いかに的外れかってことも分かると思います。
若干社交的になった
前述のとおり、出先の店員さんとかに話しかけられることがちょっとだけ増えます。
女性とのトークネタにはよくなります。実際いまその人がネイルしてなくても過去ハマってた経験があったり、強い興味を持ってたりすることは結構ありますね。
あと歩いてたら通りすがりの若い女性に
えーコムドットのヤマトかと思ったー!
と、かなりの残念調で言い放たれたこともあります。
率直に「すまぬ…」としか言えなかったです。
ただ人違いとはいえ、「ネイルしてる男性といえば!」な有名人像が定着してメンズネイルが市民権を得てきている、と言えるのではないでしょうか。
ネイルの良くないところは?
費用と手間がかかる
ネイルは自爪が伸びてくるので最低でも4週に1回くらいはチェンジしないといけません。
地域によってネイルサロンの施術料金の相場にも差があって、わたしの住む石川県金沢市は全国からみてもちょっと高い方みたいです。
金沢ではその相場の高さからか、継続的にピカピカネイルで暮らしてる女性はあまり多くない印象です。
ネイルピカピカの男性は、わたし以外はほぼ見たことがありません。
手先の使い方によっては4週より早く折れたり欠けたりすることもあるので、日常の所作にも気をつけるようになります。
女性でも動きのガサツな人はよくネイル折りますよね。(言い方)
髪や服はノーセットだったり脱いだりというオフの状態が存在しますが、ネイルは一度施術するとオフするまで手先の艶やかな状態が続きます。
わたしは気に入ってるネイルにダサジャージとかのアンバランスな見た目に耐えられず、100%オフな感じの格好で外に出ることが減りました。
自宅ではヒゲボーボーでパンツ1枚でネイルピカピカの
おじさんを鏡越しに見かけることがあります。結構キチイです。
ネイルできない仕事もうしたくない
上でも触れましたが、職業を選ぶということです。
ネイルできない仕事もうしたくないです。
ネイルに悪いイメージを持つ人がいる
これは正直、ネイルの悪いところではありませんが。
世の中にはネイルが嫌いな人も沢山いますね。
先入観だったりバチバチに根拠のある理由だったりそれぞれだと思いますが、 こればっかりは他人の感情なのでどうにもなりません。
あまり触れないように暮らしましょう。
ネイルにかけた費用(前期)
かかった費用の話なんですが、訳あってわたしのネイルライフは前期と後期に分かれているんです。
セルフネイル始めたての前期はとても安く済みました。
多分、トータル1万円いかないぐらい。
セルフは頻繁に施術をすると相対的に安く済みます。
ジェルは仕入れた原価で使えるので良いですが、硬化ライトなどの設備品は使用回数が多くなるほど回収できます。
道具紹介
ネットで数千円で売ってるネイル初心者向けのキットから始めました。 知人から譲り受けた硬化ライトが別にあったので、ジェルとか筆とかだけでライトが含まれていないキットを選びました。
普通はライト持ってないと思うので、こういうセットで始める方がほとんどだと思います。
ジェル類
セリア、ダイソーなどの百均ジェル。
安くて発色も良くて大変お世話になりました。
1コンテナ数百円程度のプチプラ系ジェル。
ネイル工房のカラートップシリーズとても気に入っていました。
後で触れますが事情により使えなくなるまで愛用していました。
硬化ライト
始めは譲ってもらったものを使ってました。
しばらくで壊れてしまったので、楽天でずっと1位だったコレを買いました。
こちらも後述の理由で使えなくなるまでは愛用しました。
ネイルにかけた費用(後期)
後期は結構かかってます。
金額からいうとたぶん、5~10万円くらい突っ込みましたね。
本当はもっとかかってる気がする、、、
費用の話から少し離れてしまうんですが。
ネイルデビュー後1年でジェルアレルギーを発症してしまいました。
思い返せば幼少期からアトピーだったり、アレルギーっけの強いほうの人類だった気がします。
手指は赤く腫れ、痒みと痛みに苦しみました。
一部は爪甲剥離も起こして本来ピンクの部分が3分の2くらい剥がれて白くなりました。
皮膚科を受診し、なかば強制的にジェルネイルを止めざるを得ない状況になりました。
ジェルの美しさに魅入られて、ネイルベッドも伸びてきて、結末がこのズタボロの指先か…
と思いました。 本当に悲しかったです。
アレルギーが起こった時期も最悪でした。
前職ではネイルNGだった話をしましたが、 ネイル事情だけじゃないにしろそこそこの割合で
「もう抑圧されず、いつでも好きなネイルしたい」
という気持ちがあっての転職をしてから、ひと月足らずの出来事だったんです。
決断して、仕事しながら転職活動をして、やっと決まった頃にアレルギーでネイルができなくなりました。
すごく凹みましたね。
一時はネイル自体を諦めようかとも考えましたが、 ネイリストである彼女さんが能動的に、主要なアレルゲンを排除したブランドのジェルをいくつか調達してくれました。
しばらくは無気力で何もできなかったですが。
わたしの体にはどれが行けるのかダメなのか、試行錯誤をしました。
その甲斐あって現在は目立ったアレルギー症状なしにネイルライフを楽しめています。
買い替えた道具
アレルギーに関して厳密な調査・断定はできていませんが、買い替えた資材を順に示します。
買い替えたもの-ジェル類
全部買い換えました。
ネイルパフェ
真っ先に試したブランド・メーカーさんがネイルパフェでした。
わたしにとっては救世主でした。 ジェルひとつひとつが結構お高いんですが、もう一生ネイルできないかもしれない世界から救い出してくれました。
他にもサクラジェルやジュエリージェル、アゲハなど試しました。
結果的にどれも、概ねアレルギー症状なく使えました。
1箇所、勘違いしてはいけないと思う部分なんですが。
アレルゲンフリー系のメーカーさんのジェルは、「ジェルアレルギーの人でもネイルができる」というより「ジェルアレルギーの発症を遠ざける」ためのものだと思います。
私はアレルギーでもネイルできるかも…!と藁を掴む思いでしたが、
基本的にはアレルギーになっちゃったらあんまりネイルしないほうがいいと思います。
個々メーカーさんのスタンスや諸説あると思いますが、わたしはそういう認識です。
そう思っている上で、自己責任においてセルフネイルを続けています。
買い替えたもの-ジェル筆
すべて処分して新しいものを買いました。
筆って価格も品質ピンキリなんですが、そこそこいいやつを何本か使ってたのでまだ使えるものを処分するのは心苦しかったですね。
きれいに洗ったら何とか使えるんじゃね?
とか思いましたが、断腸の思いで書い直しました。
また指が腫れたり爪剥がれてきたら絶対イヤなので…
買い替えたもの-硬化ライト
こちらはしばらくは前期に買ったライトを継続して使っていました。
(内側も外側もアルコールで拭きまくって、以前のジェルが残っていないことを確認した上で)
ある時、LEDの出力が足りずジェルが硬化不良を起こしている可能性が浮上しました。
思い切ってプロのネイリストが使うようなええやつに替えました。
なんでワイみてーなおじさんがネイルライトに何万も…て思った気もするんですが、結果的に短時間でキッチリカッチリ硬化してくれるようになり、 施術も早くなったので良かったかなと思っています。
トップ固まったかな?って心配しながらそっと爪を撫でてみる工程にはもう戻りたくないですね。
良いものは良いです。
新たに買ったもの-集塵機
こちらは体感的には最近の、半年くらい前に導入しました。
ネイルの施術って、オフ作業の際に大量の粉塵が出ます。
この粉もめちゃくちゃアレルギー源だよなと思い、部屋に舞い散らせないための道具を買いました。
集塵機もピンキリなんだけど、たぶん一番安いやつです。個人的には必要充分。
極論、集塵機がなくてもネイルはできるんですけど。
使ってみて思いました。絶対あったほうがいいです。
セルフネイルはおすすめ?
ここについては、以前は
断然おすすめ!
だったんですが、今は少し意見が変わりました。
先程も触れたんですが、わたしはセルフでネイル始めて一年そこらで ジェルアレルギーになっちゃったんですよね。
アレルギーの発症タイミングって 本当に人それぞれだから断定的なことは言えないんですが、対策によってその発症を限りなく先へ遠ざけることはできるんです。
きちんと勉強して資格を持ってるネイリストさんはそういう部分をよく分かっています。
わたしも本当は、きちんと技術のあるネイリストさんに毎回やってもらってたら 今アレルギーじゃなかったかもしれません。
こればっかりはわかりませんが。
自分でやりたいって人もその辺のリスクを最低限は理解してやったほうがいいです。
爪以外の部分にジェルつけないようにするやり方とか、使った道具や設備は毎回エタノールで綺麗に拭くとか。
アレルギー以外にも、いろんな爪の病気もあります。
まとめ
少しは参考になりましたでしょうか。
男性でネイル気になるよって方がいたら、どんな簡単なデザインでも良いので是非一度はやってみてほしいです。
ハマる人は一発で「これか、、、!」って感じるものがあると思います。
もしやってみて気に入らなかったらオフしてもらえばいいだけだし、
よほど厚塗りでなければいつか爪切りでも切れるしね。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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