ここではlenovoが出してる2in1タイプのChromeOS搭載端末であるIdeaPad Duetを2021年9月に3万2千円くらいで購入して、1か月ちょい使用して感じた良いところと悪いところを書いていきます。
・Chromebook（クロームブック）が書き物に良さそう！ ・Lenovo IdeaPad Duetが気になる！実際どうなの？ ・激似！というか見た目そのまんまな ASUS Chromebook Detachable CM3と比較してどう？
こんな人向けの記事です。
なおChromebook（chromeOS）全般についてWindowsと比較してどう等のインプレッションは行いません。
結論から言っちゃうと、小脇に抱えてどこにでも持っていけるサイズ感と安定した動作でとってもおすすめ。
レノボジャパン Lenovo Chromebook クロームブックノートパソコン IdeaPad Duet Chromebook アイスブルー + アイアングレー ZA6F0038JP [10.1型 /MediaTek /eMMC：128GB /メモリ：4GB /2020年6月モデル][ノートパソコン 10インチ 新品]
ASUS 10.5型 Chromebook Detachable CM3 ミネラルグレー CM3000DVA-HT0019
購入動機
僕はここ数年自宅にPC類を一切置かない暮らしを続けてたんだけど、文章入力デバイスがスマホしかないっていうのも結構辛いなあと感じ始めたところだった。
正直スマホのフリック入力には限界があるからキーボードで入力するタイプのデバイスが欲しいけど、メインの用途は文書作成。さほどハイスペックなPCとかも必要なかろうと思い本機を購入。
見た目も機能も価格帯もほぼ一緒（）なASUS Chromebook Detachable CM3と迷った末に、USIペンが付属しない分ちょっとだけ安いIdeaPad Duetを選んだよ。その上での現状に後悔なし。
もちろんお望みの条件によってその答えは変わってくるだろうから、2機種で迷ってる人の参考になるよう詳細に触れていくね。
良いところ
画面がきれい
購入前：★★★☆☆
購入後：★★★★☆
実はこれくらいのサイズのChromebook端末の中では価格的にもっと安い選択肢があったんだけど、そっちに行かなかったのはこの部分（画面のクオリティ）の差が我慢できなかったから。
安Chromebook代表（失礼）なC223NAあたりの実機も触ったことがある上で、個人的にはどうもモニタの暗さと粗さが気になって作業に集中できないだろうなあと。
IdeaPad Duetはモニタ発色もきれいで解像度も1920×1200ドットでめちゃくちゃ詰まってるから僕的には超合格点。実際しばらく使ってみて何の不満もない。
ちなみに欲張って表示サイズを一番小さい設定にするとガチで何も読めないから、下から3番目くらいに留めておくのがおすすめ。
逆に視力に自身のある人は一番小さい設定を試してもいいかも。10.1インチに横幅1920詰め込んで難なく作業できたらそれはそれで一番良い気がする。
軽い、小さい
購入前：★★★☆☆
購入後：★★★★☆
| 重さ | 本体のみ 450g キーボードとスタンドカバー装着時 920g |
| サイズ | 239.8×159.8×7.35mm キーボードとスタンドカバー装着時 244.9×169.3×18.2mm |
僕は生来パソコンに関してはゴリゴリのハイスペック大好き人間で、持ち運びに向いたライトなPCを所有したことがなかったんだ。今回IdeaPad Duetを購入してしばらく、10.1インチ1kg未満PCの可搬性の良さにけっこう感動してしまってる。
特にPC用と思って買った訳でもない手持ちのカバン達すべてに無理なく収納可能だったので、意味もなく色んなところに持って行っちゃったり。
流石に吊り紐の貧弱なサコッシュとかに入れると、ちょっと重そうな感じに見えるかもしれない。
まあまあサクサク動く
購入前：★★★☆☆
購入後：★★★☆☆
僕個人としては初のChromeOSだったんだけど、ほんと文章書くぐらいなら何の不自由もないといった印象。数年前に5万円そこらのノートPC買って使ってる人からすると、今3万円ほどで買える本機のほうが大半の作業において快適と感じると思う。
生活費の管理なんかにGoogleスプレッドシートを愛用してるんだけど、そのあたりも問題なくというかそつなくこなす。
Android用のアプリなんか入れたりして凝ったことしようとするとちょっとカクついたり等することがあるけど、価格帯を思うと全然気にならない。むしろもっとお金払いたい。
バッテリーもちが良い
購入前：★★★☆☆
購入後：★★★☆☆
僕の使い方だと余裕を持って10時間は作業できる。
充電残量より先に作業者の体力が先に尽きるのでどこに持ち出しても大丈夫。
つまりモバイルバッテリーとかよりおにぎりを携行したほうがいいってことだ。
こんなに強調するほど面白くないけど大丈夫か。
スマホの充電器でわりと普通に充電できる
購入前：★★★☆☆
購入後：★★★★☆
充電のお口はUSBタイプC。
というか充電に使用するタイプCポート以外の接続口がない。
ここについては後述もするが結構しんどい時がある。
充電についてはふつうにスマホに使ってるような充電器で全然いける。
そもそも電池もちが良いから出先で充電が必要になるような機会はまだ訪れてないけど、充電器類を何種も用意する必要がないのは多くの人にとってメリットなはず。
本来、PCってけっこう強力な電源が要るんだよね。
2021年現在AnkerからもノートPC向けの随分コンパクトな充電器が出てきてるけど、そもそもあんなにコンパクトになってきたのは最近の話で。あまり語られてない気がするけど、Chromebookの大きな強みのひとつがここだと思う。
実際IdeaPad Duetに積まれてるバッテリー容量は7180mAhと、最近のスマホ換算だと2台分にも満たない程度の容量だけどこれで充分サクサク長時間動いてくれる。最近切に思うけど、エコなのはかっこいいことだ。
IdeaPad Duetは使わない時は画面をパタンと閉じてスリープ状態にしておけば、丸一日くらい置いててもバッテリーは5%も減ってないことがほとんど。これは環境や設定に左右されると思うので一概に言えないけれど。僕の使い方だと、スマホより充電頻度は低い。
好きな使い方
精一杯ノマドぶる
大した仕事もしないのに無駄にスタバとかのカフェに持ち込んで一人前のノマドワーカーさんみたいな雰囲気を楽しむ。
誰も見てやしないのに。
家中持ち歩く
本当に家のどこででも使えるので、執筆の集中力が続かない時はあっち行ったりこっち行ったりしながら何とか書き続ける。
リビングソファのサイドテーブル、作業部屋のデスク、座椅子とローテーブル、ラックのひと段。
A4用紙ほどの安定したスペースがあれば基本どこでも書き物ができる。
好きな使い方っていうかよもや執念。
でも据え付けのPCだったり、中途半端に大きなノートPCではこうはいかない。
テレビに映す
モニタの小ささに疲れてきた時はリビングのテレビを拡張ディスプレイにしたり、有線でつなぐのが面倒な時はキャストでミラー運用したりもする。
このあたりの切り替えの挙動が実にスムーズでとてもよい。
ただ出力にはクセがあって、1920*1080で出力する際は30fpsしか対応していない。
受ける側のモニタのリフレッシュレートが60fpsしか対応していない場合、IdeaPad Duetが60fpsで出せる1366*768が出力できる解像度の上限になる様子。これ結構がっかりする。
僕の手持ち機器環境だと、LGの4Kテレビには1920pの30fps出力ができたけど三菱の古い27インチモニタには1366p以下の30fpsしか出力できなかった。持ってるPCモニタなんかにフルHD出力したいと考えて購入検討してる人は要注意ポイントかもしれない。
ちなみに超競合のASUS Chromebook Detachable CM3はそもそも外部ディスプレイにはフルHDで出力できないから気をつけてほしい。
意外なデメリット
思ってもみなかった気に入らないポイント、ちゃんとある。
2in1タイプだからキーボードが外せる
購入前：★★★☆☆
購入後：★★☆☆☆
この機種選んどいてほんと何なんだけど、僕的にはココあんまり外れなくていい。
というのも、キーボードと分割してタブレットPCみたいに使うにはちょっと重いんだよねー。
「軽い＆小さい」言うてたやんけって思われるかもしれないけど、PCとしての重さとタブレットとしての重さってまたちょっと違うんだよ。
少なくともまあまあ屈強なおじさんである僕ですら片手で支えてられる時間は数分が限度って感じなので、僕以外の大半のおじさん及びおじさんじゃない方々にとってもタブレットとしての使用はどうなのかなって思うよ。
で、外せる機能自体はあって困るものでもないんだけど、外せる機構であるが故にもったいない部分がある。
それは膝上作業が実質できないってこと。
一般的なノートPC型のデバイスだと画面はキーボードとのつなぎ目の関節的な部分で自立してるから、膝の上なんかの多少グラつく場所でもキーボード部分さえしっかり載せられれば作業ができたんだけど。
IdeaPad Duetは画面とキーボードを繋ぐ部分はペラペラで、画面側から可変のスタンドを出して自立させる形だから膝上作業はほぼできないと思ったほうがいい。
いや、わかんない。バランス感覚の優れた人なら全く問題にならないかもしれない。
USBポートがタイプCの1口しかない
購入前：★★☆☆☆
購入後：★☆☆☆☆
充電で使うポート1個しか接続口がないので、有線接続モノを使おうと思うとハブでの拡張がほぼ必須。USBタイプCのハブを持ってなければ追加費用が掛かる。
それも信用できそうなメーカーのものは3千円台後半からと、案外に安くない。
軽量化とかコスト面とか分かるけど、せめてタイプCでも2口にしてほしかったなーと使ってみて思った。
周辺機器
Lenovo IdeaPad Duetに実際に使ってみた周辺機器の紹介だよ。
マウス
Logicool M590
かつてPC環境ではマウスには結構拘る方だったんだけど、ChromeOSの数少ない明確な欠点である「Logicoolの設定ソフトが使えない」ことでかなり困らされたと言える。ほんとは多ボタンマウスにがっつり独自に割り振ったショートカットを使いたい。
ロジクール ワイヤレスマウス M590 無線 静音 Bluetbooth Unifying 7ボタン windows mac Chrome Android iPad OS M590GT M590MG M590RU 国内正規品 2年間無償保証
マウス本体にカスタマイズのデータを保存できる機種であれば思い通りに使えるんだけど、選択肢少なすぎてイマイチでござった。というか僕がたまたま持ってたソレは有線マウスだったりして、しばらく試してはみたんだけど毎度コンパクトが売りのIdeaPad DuetちゃんにUSBハブとなが～いケーブルの有線マウス挿して使うのほんと？ってなったのでやめた。 それでも いいや知ったことか、拡張性がすべてだという方にはG300sをおすすめするよ。僕も据え置き環境なら正直こっちを使っていたかった。
Logitech G300S 左右対称 ゲーミングマウス ロジテックプログラムボタン9個 高精度dpi Side3 ロジテック 9ボタン USB接続 オプティカル 2500DPI オンボードメモリ 並行輸入品 ブラック ゲーム マウス
ケース
専用品はあまりなさそう。でも専用品がないなりに、タブレット畑でよくあるサイズ感なので使える入れ物は結構ある。
ipad pro11と外寸が似てるから、ideapad duetにはipad pro11用のケースが大体合うみたい。
ケース選びのための外装寸法の比較
IdeaPad Duet
タブレット本体：約 239.8x159.8x7.35mm
キーボードとスタンドカバー装着時：約 244.9x169.3x18.2mm
iPad Pro 11
247.6mmx178.5mmx5.9mm
ちなみに僕が買った（買ってもらった）のはこれです。
超かわいい。
IdeaPad Duetのコンパクトさと価格を鑑みるに、そこまでケースに入れる必要性ってあんまり感じてなかったんだけど。
いざ気に入るケースが見つかるとそれはそれでテンションが上がるので今は使ってます。
後述のUSIペンも一緒に入るよー。
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USBハブ
Anker PowerExpand+ 5-in-1 USB-C イーサネットハブ
みんな大好きAnkerさん。
外部モニタに拡張出力したかったからHDMIポート付きのものにしたよ。
Anker PowerExpand+ 5-in-1 プレミアム USB-Cハブ4K対応HDMI出力ポート / 3つのUSB-A
HDMI出力できたり有線のマウスやキーボードが挿せたりで出来ることが沢山増えて良い。
ただ、このハブをDuet本体のポートに挿したままにして一晩置いておいたりすると、変にバッテリー残量が消費されてることが何度かあった。なんとなく気になったので使い終わったら抜くようにしたんだけど使うたび抜き差しするのがだんだん馬鹿らしくなった。マウスもBluetooth接続のものを使うようになったし最近はハブはほとんど使ってない。
USIペン
エレコム アクティブタッチペン 電池式 【 USI方式対応/Chromebook 対応認定取得】
エレコム アクティブタッチペン 電池式 【 USI方式対応/Chromebook 対応認定取得】 ペン先交換可能 (ペン先×1付属) Lenovo IdeaPad
初めはいらないかなーと思ってしばらく我慢してたけど結局買っちゃった。
「ペンが欲しいなら初めから純正USIペンが付属するCM3にすればよかったのに」
って思いがちだけど、CM3と純正ペンの書き心地には諸説見受けられたので結果オーライな気がしてる。わかんない、アップデートで良くなるかもしれないけど。
現状はDuetに社外のUSIペンの組み合わせがいい。
エレコムのUSIペン、4千円の価値は普通にある。
4096段階の筆圧検知でとっても書きやすい。
単6とかいう見たこともない（通販でしか手に入らないと噂の）電池を使うこと以外は大体すばらしい。
とはいえ紙にボールペンの方が圧倒的に書きやすいというレベルでもあるので、とっさのメモ書きや簡単な図形なんかに使用する程度の用事に収まる予定。活躍の場が増えたらまた報告するよ。
メール便送料無料 単6形(AAAA E96) ×4本 エナジャイザー Energizer アルカリ乾電池 単6 シーメンス 補聴器リモコン用 単6電池 アルカリ 乾電池 単6形 AAAA 電池 スタイラスペン タッチペン ペンライト
まとめ
ざっくりまとめると、Lenovo IdeaPad Duetは
- 画面きれい
- 軽い
- バッテリー強い
- 膝上でタイプしづらい
- ケースの選択肢多い
- USIペンが使いやすい
- 拡張作業はできるがポートは1口
ということ。
またしばらく使ってみて思う所あればレビューするね。
レノボジャパン Lenovo Chromebook クロームブックノートパソコン IdeaPad Duet Chromebook アイスブルー + アイアングレー ZA6F0038JP [10.1型 /MediaTek /eMMC：128GB /メモリ：4GB /2020年6月モデル][ノートパソコン 10インチ 新品]
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