バイク用ウェア界では最高コスパと名高い、コミネの真夏向けフルメッシュジャケットJK-128のレビュー記事です。
自分用にXLを購入して1年後、パートナー用にWMを追加購入したぐらいの
お気に入り品らしいよ。
発売から数年経って、元々お求めやすい実勢価格も更にこなれてます。
Amazonでも大人気のライディングジャケットで評価が多いわりに、長期使用の上で踏み込んだ内容のレビューがない。特にレディースは絶望的なほど情報がない。
初めてのバイクに乗る際JK-128を買って以来まる2年間使用した僕が、実際のところを書いていきます。
先に結論づけますが、本当の真夏のバイクにふさわしい2万円以下のライディングジャケットはコレしかないだろうと思ってます。
外観(メンズ・レディース)
JK-128 XL(メンズ) スモーク/ブラック
JK-128 WM(レディース) シルバー/ブラック
購入経緯
バイクに乗り出すための初めてのライディングジャケットとして2020年4月に購入。
バイク用品の予算を立てる気がまるでなかったので、ひとまず最低限一番涼しいやつの上に着込みさえすれば通年どうにかなりそうという考えでフルメッシュジャケットを選択。
購入して4月~5月ははまだまだ寒かったのでJK-128の上から普通の冬用コート着て乗ってました。この重ね着はかなり動きにくくなるので全然おすすめできません。
分かってる人には当たり前ですが、ある程度時期に合ったやつ着たほうがいいよ…!
全般的な使用感
真夏以外にも着れるし上からも下にも着込める自由度はありますが、真価を発揮するのは日中の気温が25~35℃になる7月~8月です。
一番いい時期にこれを着てバイクに乗れば、体感的にはハダカより涼しい。 実際ハダカでバイクに乗ったことはないんだけども。とにかく心地良い。
逆に25度を超えない地域の方にはほぼ不要。たぶん寒い。
気に入ってるところ
とても安い
この記事を見てるのはバイク用品の大体の相場感が分かる人が多いと思いますが、総じてコミネ製品はとても安いです。
他メーカーの似たような製品群と比較すると、プロテクター一式込みで半額くらいなことが多い。なのにやたら品質が良いです。しっかりCE規格も通ってるし。
強い
2年間の使用では全く問題ないと言えます。何も変化なく、頑丈です。
JK-128を着てふた夏で15000km程度と、それなりにヘビーに使ってますが各部ほつれ等全くありません。
紫外線の強い時期に使うものでひょっとしたら色あせしやすいカラーもあるかもしれませんが、僕は一番無縁そうなグレーを選択。2年間の使用で経年変化は感じません。
強いて言えば袖口のマジックテープ(面ファスナー)部分の耐用回数がどれだけあるのか気にはなります。 が、僕個人は夏用ジャケットの袖口を開け閉めしないのでそのあたりは分かりません。冬は風入ってこないようにしっかり締めるけどね。
秋冬春で同じく2年着てるJK-602の袖口の面ファスナーがまだ現役なところを見ると、特段問題なさそうに思えます。
軽い・涼しい
真夏性能ピカイチです。
とはいえバイクの種類や場所・乗り方・感じ方によって様々でしょう。排熱のひどくない方と思われる僕のYZF-R25だと、日中34℃くらいまではこのジャケットで普通にツーリングできてます。もちろん暑いですよ。暑いけど死なない、という意味で。
粗目でコシのあるメッシュ生地で、体との間に空気の流路ができるように考えられた設計。 すこし走れば全身を風が通り抜けます。着る日陰です。
体にピッタリ密着して汗を蒸散するタイプの他の夏用ジャケットも着てみましたが、結局JK-128に帰ってきました。これが一番快適です。
洗いやすい
僕はプロテクター全部引っこ抜いたら洗濯ネットに入れて洗濯機で回しちゃってます。
メーカー的には手もみ洗い推奨でしょうが。
夏のバイクに使えばしっかり汗で濡れることになるので洗濯のしやすさは大事。
真夏は週に2回以上洗うこともあります。
洗って干したら他のどの衣類よりもよく乾きます(笑)
最悪ちょっと濡れてても、真夏ならそのまま着て乗っちゃえばいいんです。10秒で乾くので。
気に入ってないところ
ゴツい
ハードタイプ3点(肘肩胸)の着姿は結構ゴツいです。
フルプロテクター標準装備で大変大変ありがたいのですが…。
畳んでもあまり小さくならないので、先に考えておかないと出先で脱いでからの置き場にも困ることがあるかもしれません。
僕は脱いだジャケットをそのままバイクに掛けておける雰囲気の田舎にしかツーリング行かないので、その点が問題になったことはあまりないです。
背中側の防御が手薄
コミネ全般に言えますが、ここまでゴツくしたのになんで背中だけペラペラなん?という気持ち。
とはいえ他社はもっとレベルの違うペラペラだったりする。重箱の隅ですね。
ゴツくて明らかに安全なやつが入れられるので、すぐじゃなくても買いましょう。
頚椎は人間にとって大事な部位です。
ちょっと高いけど一個あれば流用が利きます。
僕はこれを夏のJK-128~春秋冬のJK-602間でずっと兼用してます。入れ替えはちょっと面倒だけど、5千円は高いもん。
寒い
真夏時期から少し外れたり山奥を走ると寒く感じることがあります。
調整機能は何もないです。ずっとスースー。
薄手でもいいので防風性のあるパーカーやインナーなど、常に携行したほうが良いです。
いざ気温が下がったときに防風1枚持ってるかどうかで、大げさでなく生死が分かれるかも…
ダサい?
好みはあるでしょうが正直、そんなにかっこいい方じゃない気がします。
予算を2倍にすればもっとシュッとしてかっこいいジャケットが見つかるかもしれません。
頑張って1.5倍に収まるかどうかくらいなら迷う時間がムダなのでコミネにしておきましょう。
JK-128は優秀です。
まとめ
真夏の暑さのピーク時のジャケットはこのJK-128で大丈夫です。
よほど自分にとって特別な1着がある人でなければ。
これ以上安いものは涼しさ・安全性・耐久性すべての面で心配です。
逆に世の中にはもっと高価でカッコイイものもありますが、そういうジャケットを着てる中でも多くの人が内心ほんとはコミネでいいんだけどねと思っているものです。
僕的にもこのJK-128とJK-602のペアで通年分のライディングジャケットはほぼ完結です。
それを理解した上で初めからコミネでキメるのか、己の心の納得感を得るために一度はルックス優先のジャケットを着るのか。
ご多分に漏れず僕は後者でした(笑)
価格変動しますが買い時は冬の間。
最安時期を過ぎても1000円~1500円ほどしか変わらないので、在庫さえあれば購入はいつでもいいと思います。
僕は多分あと3年は着ると思います。
ダメになったら色違いを買うでしょう。スモーク色より汚れそうだけど、白系が涼しそうだな~。
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