バイクってヘルメットとグローブ以外にどんな初期費用がかかるの?
あんまりお金かけたくないんだけど。彼女も欲しいし…
ネットに散在する「バイクに乗るには○○円かかる」系の情報、個人的には「そんなにかかんなくない?」というものが多い。
実際きちんと計算したことなかったので、バイク乗り始めの1年間で買ったバイク本体以外のものを一つずつピックアップして集計してみた。
下の方のまとめでも触れてるけど購入費用の合計は231,100円だった。
その内訳について意外な点もあったので、高速スクロールしながらでも見てってほしい。
- 購入時の大まかな価格
- 当時としての必要度合い
- コストパフォーマンス
これらを踏まえて紹介していくから、バイク購入後の予算の目処を立てたい人は参考にしてね。
ちなみに当方まあまあケチです。常識的に必要と言われてるものでも、主観で余計だと思ったら多少無理してでも買わない選択をします。
身につけるもの
身に着けるタイプの装備品はここ。ほぼバイクに乗る上での必需品なので、これより安くはできるかもしれないけど丸々カットするのは大変そう。
メット
OGKカブト KAMUIⅢ
購入時の価格 | 30000円 |
必要度合い | ★★★★★ |
コストパフォーマンス | ★★★★★ |
本当これにしてよかった。OGKカブトさんはコスパの鬼。
散々迷ったんだけど、初めて買うヘルメットに必要なすべてが揃ってると思う。インナーバイザーめちゃくちゃ使う。
二輪教習始まってすぐくらいに買いに行った品。教習所の貸し出し品がまあまあ酷かったので。
ヘルメットってすぐ飽きちゃって2個目とか買うのかなーとか思ってたけど、全然事足りてる。
よく言われることだけど、ヘルメットを通販で買うのはあまりおすすめしない。実物みれないとサイズの機微がわからないので実店舗で見せてもらうのが一番いいです。ネットのほうが1~2割くらい安いけどね。
インカム
デイトナ DT-O1
購入時の価格 | 20000円 |
必要度合い | ★★☆☆☆ |
コストパフォーマンス | ★★★☆☆ |
バイクインカム界では中の上くらいのモデルかと思う。
正直99%、通勤かソロツーリングでの音楽&ナビ音声使用なので、そんな用途なら1万円いかないくらいの中華製でも事足りる。
「初めの1台だし、もし操作がややこしかったり動作不安定だったりしてただでさえ慣れないバイクの運転中に難しいことさせられるのは嫌だな」
と思って安心代を払った感じ。
個人的に外観デザインがめちゃくちゃ気に入ってる(外装パネルのカラー交換ができる、カスタム余地ある)から全然いいんだけど、機能・性能でいうと多くの人にとっては中華製で充分な可能性がある。
ジャケット
コミネ JK-128
購入時の価格 | 13000円 |
必要度合い | ★★★★★ |
コストパフォーマンス | ★★★★★ |
めちゃくちゃ良い買い物だった。
風通しのためのメッシュ生地で耐久性はあまり強くないのかと心配したけど、2年目も全く問題なく着られた。
本品は真夏向けのフルメッシュジャケット。でも僕が買ったのは4月末。
「夏用ジャケットの上に防寒すれば、バイク用割高ジャケットの購入は夏用1着で済むんじゃね??」
と思ったのだ。
なので購入後しばらくの(5月~7月)くらいはほぼ本品か、本品+その上から着られる暖かいコートで乗り切った。
そういう使い方をする場合JK-128は(というか大抵のコミネジャケットは)入ってるプロテクターがほぼ全部ハードプロテクターで嵩張るため、上から着るもののサイズにはある程度余裕がないと非常に運転しづらくなる。
HYOD ラッシュガード
購入時の価格 | 32000円 |
必要度合い | ★☆☆☆☆ |
コストパフォーマンス | ★★☆☆☆ |
ぶっちゃけ特段必要だったわけでもない。前述のJK-128と防寒着の重ね着になんとなく耐えられなくなり、インナープロテクター的に使える本品が欲しくなっちゃったのだ。
あと単純にHYOD製品を使ってみたかった。ふだんは柔らかいのに衝撃を受ける瞬間に硬くなるD3Oプロテクターってどんななんだろう…って。
使用感はめちゃめちゃ良いしまだまだ使う。けどやっぱり高い。
JK-602
購入時の価格 | 15000円 |
必要度合い | ★★★☆☆ |
コストパフォーマンス | ★★★★★ |
僕が買ったバイク用ウェアの中でおそらく最もコスパの高い一品。
これそのものの防寒性能はさほど高くないが、防風力に振られた素材・構造のおかげで下になにか着込むことの意義が強めに確保されてる。
ちょっと大きめサイズを選んで電熱ベストやウルトラライトダウンなんかを合わせる技を持てば、7~8月以外のフルカバーが視野に入るほどのポテンシャルを持つ。
夏場は各部(胸、腕、背中)のベンチレーションを全部開けて走れば案外25℃くらいまでは大丈夫。日差しがあったら信号待ちで死んじゃうけど。
SK-813 1150 CE規格レベル2
購入時の価格 | 1200円 |
必要度合い | ★★☆☆☆ |
コストパフォーマンス | ★★★☆☆ |
上のJK-602に追加ポケットがあったので買ってみた脇腹プロテクター。バイクの転倒で自分の肘を脇腹にブチ込んで肋骨を折るという悲しい事例を防ぐためのもの。
「1200円払っとけば肋骨折れなかったかもしれないのに」のパターンは一番あかんような気がして…
質感は硬めのグミみたいな感じ。ソフトプロテクターの部類に入るんだろうけど、イメージよりは全然硬くて重い。
コミネ(KOMINE)バイク用CEレベル2バックインナープロテクターブラック
購入時の価格 | 4400円 |
必要度合い | ★★★★★ |
コストパフォーマンス | ★★★★☆ |
手持ちのJK-602、JK-128共に使える。コミネライディングジャケットの背中用強化プロテクター。
コミネのジャケットのプロテクターは
- 胸 ハードプロテクター
- 肩 ハードプロテクター
- 肘 ハードプロテクター
- 背中 薄めのウレタンみたいなハニカム状プロテクター
という構成になってることが多い。
他メーカーの一般的なものより圧倒的に硬い構成なんだけど、どうしても背中の薄さ一点が気になるので本品を購入。
ちょーっと高いけどね。仮に僕がどれだけ低収入男であっても僕の脊椎の方が絶対に高いので、保護レベルは上げられるだけ上げておきたい。
効果の程を知ることなく過ごせれば一番いい類のものではあるけど、いざという時は守ってくれそうだ。
サイズが2種類あってちょっとややこしい。
ジャケットサイズLまでが本品のサイズM、ジャケットサイズXL以上が本品のサイズL。
ワークマンの裏アルミフリース
購入時の価格 | 1900円 |
必要度合い | ★★??☆ |
コストパフォーマンス | ★★★★★ |
JK-602の下に着込む保温材。ほぼ冬のためだけの装備なので、雪のチラつく頃にはもう乗らないよって人はこのあたりが省ける。
中華電熱ベストとモバイルバッテリー
購入時の価格 | 5000円 |
必要度合い | ★★??☆ |
コストパフォーマンス | ★★★★☆ |
この2つは頂き物なので厳密な価格はわからない。これらもワークマンのフリースと一緒にJK-602の下に着込んで使用。厚みをそこまで大きくせずに暖かさを稼げるのが電熱のメリットかなと思う。
バイク用じゃない防寒着なら、厚みを無制限として扱えばそれこそ際限なく防寒レベルは上げられるんだけど。モコモコの雪だるま状態ではバイクの運転に支障をきたすのでやめたほうがいい。
もう冬バイクといえば電熱一択って人が多いね。高いけど。
パンツ
中華ライディングパンツ
購入時の価格 | 5000円 |
必要度合い | ★★☆☆☆ |
コストパフォーマンス | ★★★☆☆ |
バイク用じゃないパンツの上から別途ニーシンプロテクターを付けてバイクに乗ってたんだけどふと面倒なような気がして、膝と腰にウレタンプロテクターを内蔵してるこいつを導入してみた。
いざ手元に届いてみたらデザインがなんか全然好きじゃなかった。
また当初の狙い通り脱ぎ履きの手間は減ったから良いような気もするけど、運転中に膝のプロテクターがズレやすく本末転倒だったりして使用頻度はすぐに下がってしまった。
ワークマン 4D防風パンツ
購入時の価格 | 2500円 |
必要度合い | ★★★★☆ |
コストパフォーマンス | ★★★★★ |
秋口あたりから使用。風がほぼ入ってこなくなって良きだった。
気付けば一年の大半これ履いてバイク乗ってる気がする。
なんのプロテクターもついてないから当然、別に装備しなきゃだめだけど。
ワークマン 防寒パンツ
購入時の価格 | 3000円 |
必要度合い | ★★★★☆ |
コストパフォーマンス | ★★★★☆ |
真冬のためだけに購入。これで気温3℃での60km/h走行に対応。当然下半身だけ。
普段のパンツの上からオーバーパンツとして使ってたけど、どうもこれ一つで充分暖かいので重ね履きはしなくなった。ぴったりサイズで買えばよかった。
靴
ただのハイカットブーツ
購入時の価格 | ー |
必要度合い | ー |
コストパフォーマンス | ー |
バイクに乗る前から履いてて、二輪教習でもお世話になったハイカットブーツをそのまま使用。
なんだかんだ春夏秋ずっと履いてて特段の問題はなかったけど、下のRSS011を買ってからはやっぱり餅は餅屋だなーと感じて二度と履かなかった。そりゃ値段も違うからなあ。
RSタイチ RSS011
購入時の価格 | 30000円 |
必要度合い | ★★☆☆☆ |
コストパフォーマンス | ★★★☆☆ |
誕生日(冬)に頂いたもの。
しっかりくるぶし周りがガードされてたり、BOAシステムというダイヤルカチカチで靴紐ワイヤーを締める仕組みでめちゃくちゃ脱ぎ履きしやすい。
全体的に良いし気に入ってるんだけどやっぱすぐズタボロになりがちな靴に3万は高い。自分で買うならもっと安めのところで妥協するだろうなあというのが素直な感想。でもめっちゃいい。履いてて安心感ある。
グローブ
山城 IDEAL ID-003DUAL<デュアル>
購入時の価格 | 4500円 |
必要度合い | ★★★★★ |
コストパフォーマンス | ★★★★☆ |
教習から個別に必要だったので購入。バイク買ってからも7000kmくらいはこれひとつで乗ってた気がする。そもそもが夏用でかなり薄いし、結構ボロボロになっちゃった。
ライコランド金沢点でなんとなく選んだだけのコイツがやたら気に入ったおかげで、その後グローブはずっと山城で通してきてる。
山城 IDEAL ID-006 FACTOR <ファクター>
購入時の価格 | 6000円 |
必要度合い | ★★★☆☆ |
コストパフォーマンス | ★★★★☆ |
上のデュアルが次の夏までもちそうになかったので秋口頃に購入。作りがめちゃくちゃ良くて未だにお気に入り。
もっと夏向けなのかと思って買ったけど、要所ごとにやや厚い。ベストシーズンは春秋かなーと思う。
パームプロテクターがかなりしっかりしてて購入直後は慣れず運転しづらかったんだけど、ハンドルに強く干渉させない運転に切り替えてからは快適そのもの。振動も圧力も伝わりづらく、長距離長時間も何のそのだ。
手持ちがダメになったらリピート購入するって決めてる数少ない品。
山城 IDEAL ID-009 SHINY <シャイニー>
購入時の価格 | 4200円 |
必要度合い | ★★★☆☆ |
コストパフォーマンス | ★★★☆☆ |
ファクターが思いのほか真夏向けじゃなさそうだったので、改めて酷暑用として購入。
防御力・涼しさともにデュアルとファクターの間くらいの印象で、装着感についてはぶっちゃけそんなに気に入ってない。
というのも押しの新素材(?)のジェル的なプロテクターがあまり好みでなく、ハンドル操作等に半テンポの遅れを生み出す感じがちょっとだけする。買い直すほど嫌いでもなかったので真夏はほぼこれで乗り切った。
個人的には前作(?)のデュアルのほうが好み。
ワークマン PG04 ライトプロテクショングローブ
購入時の価格 | 1900円 |
必要度合い | ★★★★☆ |
コストパフォーマンス | ★★★★★ |
冬用のグローブが必要だったんだけど、バイク用メーカーから選ぶ気が起きなかった。
冬用の厚手な品なら硬いプロテクターとか入ってなくてもそれなりに守ってくれるっしょ?
という安易な考えだけど、まあ耐擦過性という意味では防御力ゼロだと思う。
10℃くらいまでは十分温かい。防水性とかはまるでない。2年目も続投。
ワークマン AGW13 防水レザーグローブ(AEGIS イージスのロゴあり)
購入時の価格 | 2900円 |
必要度合い | ★★☆☆☆ |
コストパフォーマンス | ★☆☆☆☆ |
完全に失敗した。バイク用途を意識したようなプロテクター風のものが付いてはいるけど、こんなもん付けて運転なんかできるかっていうレベルで指の自由が利かない。分厚い。なぜ買う前に気付かなかったのかが分からない。試着したのに。
とはいえ、これを着用してバイクに乗るなんていう無謀なことさえしなければ死ぬほど温かくて良いグローブだ。
雪かきの時に大活躍。防水性感じないけど。
レインウェア
ワークマン 透湿レインスーツ バイカーズ
購入時の価格 | 4500円 |
必要度合い | ★★★☆☆ |
コストパフォーマンス | ★★★☆☆ |
初期購入品。雨でもバリバリ乗るつもりだったので、とりあえずカッパは要るよね?てな感じで試しに買ってみたもの。
実際まともに降ってる状況でバイクに乗ることはほとんど無く、本気の対雨性能は2回くらいしか見たことがない。当然雨は全く滲みてきたりはしなかった。
膝プロテクター
コミネ SK-608 トリプルニープロテクター3 (左右セット)ブラック フリー
購入時の価格 | 4000円 |
必要度合い | ★★★★★ |
コストパフォーマンス | ★★★★★ |
ほぼ初期購入品ながら、現在もこれからも使っていこうと思える一品。膝と脛までの広範囲をここまでガッチリ守ってくれる品はなかなかない。そして我らがコミネ、安い。もうずっとこれでいい。
「大げさでダサい」
とかの意見も見たことあるけど、体に及ぶ危険のリスクがデータとして明らかで、そこに対する軽減策をきちんと取る人の何がダサいのかわからない。
実際転倒等して避けられたはずの大怪我しちゃう方が普通にダサいし、家族友人を悲しませるリスクを少しでも下げんとする装備はむしろバッチリ見えてるほうが格好いい。
と僕は思う。
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